おそらくは
今年最後の試合
ヒットの一本も打っておきたいし
塁に出たら久しぶりに盗塁＆スライディングも試してみたい
何歳までそんなことが出来るだろうか
試合前にそんなことを想像するのは楽しいことなのだが・・・
少し早めに球場に到着
快晴 それだけで十分に幸せな気分だ
とそこへ 体調不良により 監督欠席の知らせ
ナヌ！？
ということは 背番号「１０」を背負っているおいらが監督代行か
ヒットとか 盗塁だとか 個人的なことは頭から消し去って
打順だとか守備位置だとかを 試合前の短い時間で決めなければならない
１，２番打者は足のある若いもん二人でセオリー通り
問題は３番打者 必ずチャンスに回ってくるはずだから・・・
前の週の野球チームの模合の席で
「あの左ピッチャーを打ってみたい」という巨漢のY君の言葉を覚えていた
相手チームの先発はその左投手だ 迷わず彼を３番に据える
２点を先制されすぐに追いつき中盤で１点勝ち越し
最終回に若い抑えのピッチャーに任す
あれ？この展開 監督代行の件といい まったく前回の試合と似てるじゃないか
案の定 １アウトからヒット２本を打たれ
同点どころか一打逆転の場面
前回はそこで踏ん張ったんだけど
結果やいかに・・・。
後攻めで始まったこのゲーム
何から何まで前回の試合と進行が似ていて
最終回 １点リードで抑えれば勝ちというところでやはりピンチに
僅差のゲームというのはワクワクするなぁ
セカンドの守備位置から次の展開をあれこれ想像する
１点はいい その次を抑えればと思っていたら
案の定そういう展開になり同点で最後の攻撃
打順は１番からという絶好の巡り合わせ
粘って四球で出塁すると 打者と走者 そして自軍のベンチまでも
一斉に３塁コーチャーボックスのこの俺を見る
見え見えだけど初球から「走れ！」のサインじゃ
一球で盗塁を決めると今度は守備側がタイム
キャッチャーがマウンドまで歩み寄ってきて 内野手にも声をかける
ワクワクするなぁ こうでなくちゃ
進塁打で１アウト３塁 ここまではお互いに想定内
この試合 中軸は抑えられている・・・
ほら ３番君よ やっぱりチャンスに回って来たじゃないか
マウンドにはまだあの左投手立っている ここで打たなきゃ
カキーーン
少し詰まり気味にセンター方向へ上がった打球は
タッチアップするにも微妙な距離だが・・・
打球はポトリとセンターと２塁手の間に落ちた
サヨナラ勝ち
今シーズン最後のヒットは３番打者のY君
きっと打つと信じていたよ（と 打順を決めた自分を褒めるのも忘れない・・・）
で Gakiiの最後の打席は
見逃し三振という なんともトホホな結果なのでございました・・・。
